アートメイクの除去
アートメイクの除去もまた、需要が高まっています。
アートメイクは通常、放っておいても3年〜5年で色が薄くなっていきます。しかし完全に消えるのかと言えばそうではありません。特に手彫り(マシンではなく術師の手によるアートメイク)の場合は色素を入れる深さに部分部分でムラが生じることがあり、薄くなっていく過程でムラが浮き彫りになることがあります。再度アートメイクを施す場合には問題ありませんが、したくない場合には見栄えの悪さから除去に発展するケースがあります。
また、一世代前のアートメイクは現在ほどの技術もなく、まるで海苔のようにベタっと不自然な眉にされてしまうケースも珍しくありませんでしたから、そういった過去にアートメイクを施して現在お困りの人からも除去は需要があります。
さらに、残念なことにアートメイクは施術を行う術師の腕次第では失敗(形や色において)してしまうケースもあります。
こういった場合、アートメイクの除去という選択肢があります。
- 皮膚移植術
- 自分の臀部などから皮膚を自家移植する方法です。
- 切除縫合術
- 小さな刺青を切り取って縫い縮める方法です
- 切削レーザーによる切削術
- レーザーで色素の刻み込まれた全部分を物理的に削り取ります。
- 色素レーザーによるレーザー治療
- 特定の色のみに反応するレーザーを照射し、色素を一つずつとばしていきます。
最も一般的なのは色素レーザーによる除去です。 皮膚への負担が少なく、治療跡も残りにくいのが特徴です。欠点は、きれいになるまでに時間がかかるということで、最低でも1か月おきに3回ほどの治療が必要になります。
しかし、1回1回の治療時間は短く、そして何よりも治療後の仕上がりの良さを考えれば他の方法よりも有効といえます。
レーザーをターゲット一帯に向け照射すると、周囲の正常組織を損傷せずにターゲットのみを破壊していきます。照射時は、輪ゴムをパチンと弾いた程度の感覚がありますが、希望により局所麻酔薬を使用することもできます。治療後は1週間程度カサブタができますが、日常生活に支障のない程度です。
レーザー除去は数か月おきに数回に渡って行っていく必要があります。これは、治療後に生ずる二次性色素沈着が消えるのを待つ必要があるからです。二次性色素沈着がある時に治療すると、自分の皮膚色が抜けてしまう可能性があるのです。
料金は、眉毛の場合およそ50,000円程度と高額です。レーザー除去には複数のレーザー機器が必要で、それぞれが高額な医療機器です。そのため、保険が適用されない自費治療の場合、どうしても高額となってしまいます。
アートメイクは通常の刺青と比べて色素が表皮のごく浅い部分にあり、さらに量も少ないため、レーザー除去で簡単に消すことができると言われています。しかし、手彫りなどの場合は彫りの深さにムラがある場合が多く、皮膚の深い所に色素が入り込んでいるとその部分のみ残ってしまう場合があるそうです。

