アートメイクの危険性
アートメイクはとても優れたメイクアップ方法のひとつですが、同時に危険性も伴います。特に、染料を皮膚に入れた際の拒絶反応と、不衛生な環境での施術から引き起こされる感染症が問題となっています。
施術用器具やニードル(針)等を媒介して感染する肝炎とよく似た病気。特にニードルは血液が付着するものですので、厳重な衛生管理が求められます。大抵のサロン・クリニックでは高照度殺菌線消毒器によって徹底的に消毒されているか、もしくは新品を使用しますが、知識不足やコスト削減などが起因して衛生管理に不備があるところも存在します。また、例え針が新品であったとしても、器具自体のデザインの関係上、完全無菌状態の針はないということをよく覚えておいてください。加えて、施術を受けた後の最初の一週間位は施術部分をよく消毒する必要があります。
肌の乾燥、腫れ、こぶ、ひび割れなどのアレルギー反応が起きる場合があります。アートメイクで使用する染料は、世界一安全基準に厳しいとされる米国食品医薬品局の認可がおりた染料を使用するので、基本的にはアレルギー反応は起こさないとされていますが、もし不安な人は施術前にアレルギー反応を見るためにパッチテストを行うことは可能なので、十分納得のいく調査とカウンセリングの上で、施術を行うようにしましょう。
真皮を作っている抗原線維が傷むと通常はそれを回復させようとしますが、その働きがうまく動作しなかった場合に発症する場合があります。特に痛みはありませんが、赤みを帯びた5mm程度のふくらみが出来ます。
怪我をしたときにその傷がどんどん大きくなってしまうという人はケロイド体質といえます。アートメイクによってケロイドを引き起こす可能性があります。
MRIとは、CTスキャンの上をいく画像診断装置のことです。つまり表面上は確認できない疾患を見つけ出すために用いられる検査装置ですが、このMRI検査の際にアートメイクでの施術部分に腫れや火傷を負ったことが報告されています。非常に稀なケースですのでそれほど心配する必要はありませんが、施術部分への危険性を恐れるあまり医師の勧めるMRI受診を拒否し、より深刻な事態を招いてしまう可能性があります。アートメイクの施術を受けている場合、事前にレントゲン技師等の専門家に伝えておくべきです。
デザインが気に入らないなど原因は様々ですが、アートメイク施術分を除去したくなった場合、レーザーによる治療が一般的です。わずか数回の治療で薄くすることが可能です。しかしながらレーザー治療は多額の費用が発生します。また、レーザー治療によりアレルギーが発症したという報告もあるようです。

